体調に異常を感じる人が出たら、まずはどのような症状があらわれているか確認しましょう。応急処置で回復が見られそうなのか判断したり、病院で診療を受ける際に症状の説明にも役立ちます。
◎常に気にするポイント
[意識があるか][自力で水分が飲めるか][応急処置で症状が回復しているか]
一つでもNOが出てくれば救急車を呼ぶ
熱中症は「熱失神」「熱けいれん」「熱疲労」「熱射病」の四つの症状群に分けることができます。
また、下記のような三段階の重症度に分類されています。暑さ指数が高い環境ではこれらの症状を感じたらすぐに応急処置を行うようにしてください。
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[めまい・失神][足がつる・肉離れ][大量の発汗]などは気温や湿度が高ければ起こりやすい軽度の熱中症症状です。異変を感じたらすぐに応急処置を行えば、体調が回復しやすい範囲です。
無理をせず、涼しい場所で水分を補給しながらしっかり休息をとってください。
※回復しなければ救急車を呼ぶ
※回復したと思っても後から容態が変わることもあるので、調子が変だと思ったら病院での診察を受ける
[頭痛][吐き気・嘔吐][倦怠感・虚脱感]などは中程度の熱中症症状です。すぐに救急車を呼ばなくても、応急処置を行い、安静な休息をとることで体調が回復することもあります。
しかし、状況によっては重症症状が出たり、回復したと思っても後から容態が変わることもあるので、応急処置後は慎重に様子を見てください。
※回復しなければ救急車を呼ぶ
※回復したと思っても後から容態が変わることもあるので、調子が変だと思ったら病院での診察を受ける
[運動障害][意識障害][高い体温]などの症状は、重症の熱中症症状です。これらの状態を確認したらすぐに救急車を呼んでください。
また、救急車を呼び、待っている間に応急処置をしてください。患者をできるだけ涼しい場所へ移動させ、安静にしたあと、首・脇・股間部分へ氷を当てるなどし体温を下げます。
水を飲めるようなら飲ませたほうが良いですが、重症にもなると意識がおぼろげなことも多いので、無理に飲ませるとのどに詰まらせる危険があります。
救急車到着後は、病院へは現場にいた人が付き添い、発症時の症状を伝えましょう
「STOP!熱中症」認定
JHA会員企業は、当協会の熱中症対策ガイドラインに沿った品質であると認定された商品に表示し、パンフレット・社内報・CM・名刺・ホームページ等様々な媒体にこのロゴマークを使用していただくことができます。
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