日本熱中症協会

日本熱中症協会

 

【Q&A】マスクと熱中症について

 
2020年6月10日
17:37

6月にも入り気温が上がってきたことにより、マスクと熱中症に関するお問合せが増えてきました。それについての回答を掲載いたします。

Q.お問合せ内容

新型コロナの感染予防のため、社内備品としてサージカルマスクをストックした。しかし、クールビズの空調目安28℃の中マスクを着用していると以前より暑く感じる社員が多数いた。空調温度を下げるべきか?

A.JHAからの回答

環境省が推奨する「クールビズ」の指針、室温28℃については環境省もあくまで『目安』としており、近年地方自治体を始め多くの企業からも見直すべきとの声が上がっています。

オフィスの環境については「労働安全衛生法(事務所衛生基準規則)」にて基準規則が定められています。

「事務所衛生基準規則」(第5条第3項)

第五条 事業者は、空気調和設備(空気を浄化し、その温度、湿度及び流量を調節して供給することができる設備をいう。以下同じ。)又は機械換気設備(空気を浄化し、その流量を調節して供給することができる設備をいう。以下同じ。)を設けている場合は、室に供給される空気が、次の各号に適合するように、当該設備を調整しなければならない。

3 事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない。

(平一六厚労令七〇・一部改正)

厚生労働省「事務所衛生基準規則」より抜粋
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=74089000&dataType=0&pageNo=1

衛生的な労働環境としては「気温が17℃~28℃以下、湿度が40%~70%」の間で、人々の体調に合わせ適宜調整を行うことが前提です。クールビズの室温28℃はこの基準の上限を示しているにすぎません。

■参考:環境省「クールビズ」webサイト
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/coolbiz/

マスク熱中症を防ぐ工夫

それでも最適な環境でばかり活動できるわけではありません。また、新型コロナ感染拡大防止のため着用が推奨されているマスクは、湿度の高い日本では、暑く、ムレやすく、息苦しく感じて当然です。

湿気がこもるので喉の渇きを感じにくく、水分摂取不足から熱中症になりやすいと早くから警鐘が鳴らされてもいました。

日本熱中症協会を運営する株式会社ブレインでは、夏の労働現場でもマスク着用を求められるユーザーのために、熱中症対策用品&衛生用品として「冷感マスク」と「マスクインナー」を製作いたしました。

これらのアイテムを用いながら、従来以上に水分・塩分補給と休息をとる熱中症対策に気を配っていくこと。また屋外で人の密集がない場所ならば熱中症にならないためにマスクを外すという判断が必要となっていきます。

おススメ 夏場のためのマスク

熱中症対策用品を企画・製造・卸売して約15年のノウハウがある株式会社ブレイン(日本熱中症協会運営会社)が作った、夏におススメのマスク&アイテムです。

冷感マスク


■ BR-658 洗える冷感マスク キシリトール+メントールクールマスク

汗をかくと冷感がアップするキシリトールと、肌表面の冷感神経を刺激し冷たさを長持ちさせるメントールの冷感成分を繊維に加工した、新感覚冷感インナーです。

(財) 日本文化用品安全試験所にて温度テストを実施した、確かな効果の冷感生地を使用しています。

マスクインナー


■ BR-657 サラッと爽快マスクインナー

お手持ちの布マスク、サージカルマスクと口元の間に挟んで使用します。マスク内の通気性をアップさせ、ムレや熱気がこもるのを防ぎマスクによるメガネも曇りにくくなります。

3層メッシュ構造で、通気性、クッション性に優れたインナー。しっかりしたものなので、洗って何度も使えます。衛生的で経済的です。

 

「STOP!熱中症」認定

ロゴカラー

JHA会員企業は、当協会の熱中症対策ガイドラインに沿った品質であると認定された商品に表示し、パンフレット・社内報・CM・名刺・ホームページ等様々な媒体にこのロゴマークを使用していただくことができます。

当協会について 詳細>

事業目的

  1. 企業、学校、団体における熱中症に関するセミナー、講習会等の開催
  2. 熱中症予防用具使用、熱中症応急処置用具使用に関する啓蒙活動及び活用の促進
  3. 熱中用対策用品等の性能審査及び認定
  4. 熱中症対策用品の認定ラベル等の発行及び認定商品の販売
  5. 前各号に附帯又は関連する事業

組織概要 詳細>

入会のメリット

1. 国内外の安全情報の取得
JHAが配信するパンフレット、展示会、講習会などを通じて、最新熱中症情報や知見を入手することができます。
2. 人的交流、人的関係の構築
日本熱中症協会(JHA)のアドバイザーや学識経験者、企業安全責任者、会員企業の方々と、交流を図ることが可能です。
3. 標準化への参画
日本熱中症協会(JHA)では、協調安全に関する標準化を推進しています。協会等を通じて標準化に参加することで、熱中症の規格化への参画や規格動向等の知見を得ることができます。
4. 商品のライセンスの活用
日本熱中症協会(JHA)の会員が保有している商品やライセンスのご紹介、活用など、最新のソリューションを取り入れることができます。
5. 安全に関する企業姿勢の提示
日本熱中症協会(JHA)への入会や認定ラベルなどを活用した企業の安全品質推進は、先進的な取り組みとして、その企業姿勢をアピールすることができます。

入会に関して 詳細>

熱中症お役立ちリンク

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住所
〒552-0003 大阪市港区磯路2-19-26 株式会社ブレイン内
TEL
06-6574-0168 受付:平日10:00~17:00(土日祝 休)
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内容を確認後、3営業日以内に担当者よりご連絡いたします。万一、返信がない場合はお手数ですがその旨をご連絡ください。

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